読書 [日記]

天気予報では 夜から雨という ことでしたが 気が早い雨ですよ もう ぽつぽつとやってきました。

しかもすごく蒸し暑い。 

さっき、ガソ リンが159円になっていました。ガビーン![ちっ(怒った顔)]

 参ったな 時速 100km/hが出せる体力があればいいのですが

 さて、2007年の本で 「なつかしい話」 宮本常一著 

この本は、対談形式になっているので 話し言葉が楽しい所でもありました。

少し 紹介します。 ホントに少しです。

ー自然を語るー  設備設計の川合健二氏との対談

 人間がこのままふえていくと いつか絶滅する の章

宮本:

私は 西宮の酒蔵へ行きまして、あそこで酒をつくっている技師からたいへん おもしろい話を聞いたことがあるんです。1立方センチ、これくらいの中へある酵母菌を生かしますと、数が4億まですぐふえるそうでございますが、4億になると死滅するんだそうですね。同一種類のものが死んでしまう。それが出す毒 素、毒 素は酸でございますが、酸の為に死んだそうです。それへほかの菌を入れますと 両方の菌が食い合いを始める。格 闘を起こすわけですね。ところが別のものが入って来たのにかかわらず死滅しないんですって。けれども弱くなる。

三つ入れますとどれも死滅しないんだそうです。食い合いをやりながら、4つ入れますと完全にバランスがとれ始めるんですって。(笑)いま盛んに階級闘争だとかなんだとか言っておりますが、実はお互いが生きていけることは、お互いが生きてバランスをとることの中に初めて生命 の伝わっていく原理があるようでございますがね。

 川合:

それは人間と人間の場合でもいえるし、人間と動物の場合にも適用するんですね。

ですからみんな バランスをとっていかにゃならん。

宮本:

そして それが弱肉強食ではないんでございますね。大きな木があって、大きな木の下に下草がありますね。下草が無くなったら木が育たたなくなるんですがね。それは大きなやつが小さいものを圧迫しているんじゃないんで、上の木から下草ができるんで、大きな木を切ったらあれはみんな枯れるんですね。という関係ができているようですね。(略

川合:

その中で 人間が一番ふえていますね

宮本:

人間が一番ふえていますね。

川合:

今はふえておるが、減るときも出てくるでしょうね。

宮本:

このままくりゃ おそらく絶滅へくるんでしょうね。 

・・・・・・・・と話は続きます。

私は 宮本さんにお会いできなくて残念な人ですが 本で偲んで・・・笑いました。

本 みや.jpg 

 


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